So-net無料ブログ作成
  • ブログをはじめる
  • ログイン
ドイツ絵本『みつばちマーヤの冒険』  ブログトップ
前の10件 | -

出版されて100年☆Die Biene Maja [ドイツ絵本『みつばちマーヤの冒険』 ]

maja1.jpg
diebienemaja1912-2.jpg
Die erste Ausgabe ist im Jahre 1912 erschienen
  Copyright 1912 by Schuster & Löffler, Berlin
  Druck der Deutschen Verlag=Anstalt, Stuttgart

---------
ワルデマル・ボンゼルス/Waldemar Bonsels
(1881年2月21日 in Ahrensburg - 1952年7月31日 in Ambach am Starnberger See)

“Die Biene Maja und ihre Abenteuer”(みつばちマーヤーの冒険)を100年前の1912に発表
---------
ワルデマル・ボンゼルス財団

http://www.waldemar-bonsels-stiftung.de/index.php?article_id=23

~~~~*~~~~* ~~~~* *
「絵本で覚えるドイツ語」
http://www.asakaplaza.com
http://doitsugo-e.com
**~~~~*~~~~* ~~~~*

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

『みつばちマーヤの冒険』 挿絵 [ドイツ絵本『みつばちマーヤの冒険』 ]

『みつばちマーヤの冒険』“DIE BIENE MAJA” und ihnre Abendteuer  
作 WALDEMAR BONSELS 絵 Anton M. Kolnberger 
出版 DEUTSCHE VERLAGS-ANSTALT/1953
挿絵は表紙を入れて全部で13枚。下記の挿絵は11,12,13枚目の絵です。
13-170.jpg
Majas Gefangenschaft in der Räuberburg
14-170.jpg
Majas Flucht
17-170.jpg
Die Schlacht der Bienen und Hornissen

2007-04-19~2007-8-24は主に下記の2冊の本で「植物」の紹介。
◆〟Die Biene Maja und ihre Abenteuer "
作 Waldemar Bonsels 絵 Franziska Schenkel
出版社 Deutsche Verlags=Anstalt Stuttgart/1930年頃
◆〟Die Biene Maja und ihre Abenteuer " 
Jubeläumsausgabe Eine Milion/『みつばちマーヤの冒険』百万部記念出版 〟
作 Waldemar Bonsels 絵 Elsbeth Schneidler-Schwarz
出版社 Deutsche Verlags=Anstalt GmbH Stuttgart/1954

2008-04-24~2008-07-26は主に下記の本で「動物」の紹介
10章はマーヤは「花の精」の出会いそして
11章でマーヤのあこがれる「人間」に出会います。
『みつばちマーヤの冒険』の原作者Waldemar Bonsels(ヴァルデマル・ボンゼルス)の描く
自然、植物、動物と一緒に旅をしました。

◇オリジナルの本に興味ある方は気軽に銀座区民館でご覧になれます。
  第1回 本の展示:9月3日(水) 18:00~18:40 場所:銀座区民館

◇8月18日から30日まで
  ニュールンベルク、バイロイト、ハンブルク
  デユセルドルフ、ボン、ケルン、フランクフルト
  に行きます。晴れやかな結婚あり
  各都市に住む友人知人との語らい
  9月にブログを書くのが楽しみです♪

「絵本で覚えるドイツ語セミナー」

http://www.asakaplaza.com

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学問

第11章 花の精の旅立ち [ドイツ絵本『みつばちマーヤの冒険』 ]

『みつばちマーヤの冒険』
作 WALDEMAR BONSELS  絵 Anton M.Kolnberger 1953年
11maja1953.jpg
この章に登場する動物
Nachtflater 蛾 Glühkäfer 蛍 

  花の精とマーヤが夏の夜を飛んでいる時、鳥のように大きくて黒っぽい
蛾に出会います。蛾はいつも美しい蝶と比べられ、黒っぽくて
醜いと言われていました。でもマーヤに「きれい」と言われ、悲しい気持ち
から開放されたようでした。
  蛾に見送られ、花の精とマーヤが先へと進んできました。
「あ、星が落ちた」とマーヤは言いました。
「あれは蛍よ」と花の精がやさしく教えてくれました。
花の精はマーヤがいろいろな事を知らなくても笑わず、解るように手助け
してくれました。
  人間に出会える場所のジャスミンとスイカズラの茂みにやってくると
花の精は蛍に少し照らしてくれるよう頼みました。
「人間は私を夢でしか見ないのよ」と花の精は言うと、人間から見えないように
葉をまとい、輝く髪に青いリンドウの花をかぶりました。
そうして蔓の上の方にまで行きました。花の咲いているジャスミン枝のわきから
月の光に中に若い二人のカップルをマーヤに見せてくれました。
  マーヤは少し憂いを帯びてはいけど、幸福に包まれた美しい少女じっと
見つめました。花の精と同じ金色の髪を夏の夜の光が照らします。
赤い唇が少し開いて、哀愁と至福の吐息が漂います。まるで幸福を
すべて彼に与えたいようでした。少女は何か言うと、彼女の微笑が
魔法を掛けたようでした。
  マーヤは大地に生きている物が微笑むなんて知りませんでした。
彼の目は輝き、この世界全部が自分もののようで、悲しみ、災難は
永遠にこの世から消えたかのようでした。
  マーヤは、二人の姿に心深くうたれました。
人間がお互いに愛し合っている姿が一番美しいことを知りました。
そして振り向くと、蛍の光は消え、花の精はいなくなっていました。
  マーヤは遠く、細く赤くなっている地平線を見つめました。

「絵本で覚えるドイツ語セミナー」

http://www.asakaplaza.com





nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学問

第10章 夜の不思議 / 花の精<抜粋> [ドイツ絵本『みつばちマーヤの冒険』 ]

『みつばちマーヤの冒険』
作 WALDEMAR BONSELS  絵 Anton M.Kolnberger 1953年
10maja1953a.jpg

マーヤは花の精があまりに美しいのか、涙がでてきました。
花の精はマーヤのそばに飛んできました。
「私たち花の精は、生まれた花で7日間生きるのよ。そこを離れれば、夕焼けのときに死ぬの」
とマーヤにやさしく話します。
「あなたは昔も他の精だったの」とマーヤは聞きました。
「ええ、でも花で寝ている間にすべて忘れてしまうわ」とマーヤを見てうなずきました。
「それは、とても素敵なことね」とマーヤは叫びました。
「これは地球に生きているすべてに当てはまるのよ」と花の精は言いました。
初めてであったひとの切なる願いをかなえてあげられれば、早くに消えてもうれしいわ。
花の精は初めて出合ったものの希望をかなえられるのよ。
「あなたの願いはなに?」と花の精は聞きました。
「わたし、人間と知り合いになりたいの、人間ってとっても素敵でしょ」とマーヤは
目を輝かせて言いました
「さ、いらっしゃい!一緒に飛びましょう。あなたの願をかなえるわ」。

「絵本で覚えるドイツ語セミナー」

http://www.asakaplaza.com


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学問

第9章ハンニバルと人間との戦い [ドイツ絵本『みつばちマーヤの冒険』 ]

9maja1953a.jpg
作 WALDEMAR BONSELS  絵 Anton M.Kolnberger 1953年
この章に登場する動物
フリードリン der Bockkäfer (Cerambycidae)<英>longhorn beetle<日>カミキリムシ
ハンニバル  der Weberknecht (Opiliones) <英>daddy longlegs <日>ザトウムシ
der Spech( Picidae )<英> woodpecker<日>キツツキ

  ハンニバルは人間がいるところに飛び交うハエや蚊を捕ろうとして
人間に近づいて捕まってしまいます。必死に逃げる時8本の足うちの
1本残して逃げたと、マーヤに語りました。

「絵本で覚えるドイツ語セミナー」

http://www.asakaplaza.com


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学問

『みつばちマーヤの冒険』 10/10 [ドイツ絵本『みつばちマーヤの冒険』 ]

第7章 クモに捕らえられたマーヤ ☆MAYAS GEFANGENSCHAFT BEI DER SPINNE
作 WALDEMAR BONSELS  絵 Anton M.Kolnberger 1953年

クルトにとっては何でもないので、にんまり笑いました。だいたい彼は特別力持ちの甲虫です。
  「考えてもごらん」と彼は静かに言った時、彼の頭の上で、怖いしゃがれ声がしました。
 「泥棒!助けて!私から獲物をうばうの。私の獲物をどうしようと言うの、太っちょのくいしんぼ」
「そんなに興奮しないで、マダム」とクルトは言いました。「わしだって、私の友達と話すことは
許されるだろう。もしこれ以上わしの気に入らないことを言ったら、巣をめちゃめちゃするぞ。
さてと、なんで急にそんなにおとなしくなったのかな」
  「私は悪運に見舞われた婦人のようね」とクモは言いました。
  「何も関係ないね」とクルトは思いました。「今、あなたがなす事は先に進むこと!」
  クモは敵意に満ちた、毒々しい目をクルトに向けました。でも、それから巣の上を見上げ
なすべき事を考えました。小声でののしり、激怒を秘めて、ゆっくりと引き返し始めました。
クルトを覆ってる硬い甲冑には、噛み付いても、突き刺しても、意味がありません。
  クモは早口に世間の不公平を猛烈に訴え、まずは自分の巣が見渡せる、しおれた
葉陰に隠れました。
  その間に、クルトはマーヤを助け出しました。糸を破り、羽と足を自由にしてあげました。
残りはマーヤが自分で解きました。喜びと幸福を感じていましたが、残る恐怖と
体の震えで、とても弱っていたので、ゆっくりと身づくろいしました。
  「忘れなさい」とクルトは言いました。「そうすれば震えも止まるよ。
飛べるかどうかやってこらん」
  マーヤはゆっくりと、静かにブーンと羽音を立てながら、飛んでみると、とてもうまく
いきました。体のどこも大丈夫でうれしくなりました。マーヤはジャスミンの茂みまで
ゆっくり飛び、香りの良い蜜のジュースをゴクゴクと飲みました。そして満足すると
キイチゴの茂みを離れ、草原に座っていたクルトのところに戻りました。
  「本当にありがとう」とマーヤは言いました。再び得た自由で、幸福いっぱいでした。
  「わしがしたことは感謝に値すのは確かだ」とクルトは思いました。「わしはいつも
こうだよ。さあ飛んでいきなさい。今日の夜は早くに眠るのだよ。家までは遠いの?」
  「いいえ」とマーヤは答えました。「すぐ近くのブナの林にいるの。お元気で、クルト!
あなたことを決して忘れないわ。決して一生涯忘れません」 おわり
ブナ/Buchen
Buchenwald_1.jpgbuchenblatt.gif
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学問

『みつばちマーヤの冒険』 9/10 [ドイツ絵本『みつばちマーヤの冒険』 ]

mistkaefer1.jpg
Mistkaefer http://de.wikipedia.org/wiki/Mistk%C3%A4fer
センチコガネhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%83%81%E3%82%B3%E3%82%AC%E3%83%8D

第7章 クモに捕らえられたマーヤ ☆MAYAS GEFANGENSCHAFT BEI DER SPINNE
作 WALDEMAR BONSELS  絵 Anton M.Kolnberger 1953年

  「道を開けて」と青緑色に輝く甲冑に身を包んだクルトは叫びました。
  「私あなたの道を塞いでるのではないわ、クルト」とマーヤは言いました。
「あーあ、私あなたの上に吊るされているの。クモに捕まえられてしまったの」
  「いったい貴女はどなた?」とクルトは聞きました。「私はどこでも有名だから、名前は?」
 「私はみつばちマーヤよ。どうか助けて!」「マーヤ?マーヤ?あー思い出した。
数週間前に知り合っね。あのいやな出来事とき。貴女が窮地に落ちいているのは確かだし
私の助けが無論必要のようだね。時間もあるし、断る理由はないよ」
  「あー、やさしいクルト!この糸を壊せる?」
  「この糸だって、ばかにしているのかい?」クルトは隆々とした腕の力こぶを見せました。
「ごらんよ、おちびチャン。正真正銘の鋼だって切れるよ!こんな力持ちはそうはいなよ。
クモの巣をめちゃめちゃにして、それに私がほかのことも行なったら、貴女はビックリ
仰天するだろうよ」
  かれは葉っぱのところまで這って近づき、小さなマーヤを吊るしている糸をしっかりつかみ
葉っぱを引きちぎりました。糸は切れ、マーヤとクルトは地面に落ちました。
「これは手始め」とクルトは言いました。「貴女は振るえているね、あー可愛そうな小さなマーヤ。
顔はなんて真っ青なんだ。だれがこんな目の遭わせたの?わしが死がどういうものか
目にもの見せてくれるわ。まずは貴女のを解こう」
  小さなみつばちは、言葉を発することなどできません。ただただうれしくて喜びの涙が頬を
つたって来ます。また自由です。日の光の中をどこにでも飛べるのです。生きていられるのです。
  そのとき彼女はクモがキイチゴのつるをつたって降りてくるのに気づきました。
「クルト」と彼女は叫びました。「クモが来る!」  つづく

「絵本で覚えるドイツ語」

http://www.asakaplaza.com

nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学問

『みつばちマーヤの冒険』 8/10 [ドイツ絵本『みつばちマーヤの冒険』 ]

thekla.jpg
絵 Franziska Schenkel
  第7章 クモに捕らえられたマーヤ ☆MAYAS GEFANGENSCHAFT BEI DER SPINNE
10の69.jpg
作 WALDEMAR BONSELS  絵 Anton M.Kolnberger 1953年

クモはすばやく地面に降りると、新しく紡いだ糸の端を小さな石に置き
しっかりと張りました。それから丈夫な綱を握り、巣に掛かりぶら下がっている
マーヤのところにやって来ました。そしてゆっくりと獲物を引きずって行きました。
  「私のかわいい子よ、日陰に連れて行こう」とクモは言いました。「太陽で
干からびないようにね。それに上だと、私が見張れない他のもの威嚇の
効果もあるし。イワヒバリは時折私の巣を荒らそうと考えているし。
さてと知ってのとおり誰が貴女に用があるかわかるね。私はテクラ。
私はオニグモ。貴女は名のらなくていいよ、名前なんてどうでもいい。
なにはともあれ美味しそうな食べものだ」
  可愛そうなマーヤは地面の上を覆うキイチゴの茂み暗い日陰に吊る
されています。残忍なクモに、よるべのなく餓死させられます。頭を下に
吊るされた状況では持ちこたえるは難しくなってきています。マーヤは
一人むなしくブーンと鳴きましたが、助けを呼ぶ声もだんだん小さく
なって来ました。だれが助けてくれると言うのでしょう。マーヤの故郷では
彼女が見舞われた災難を知りません。だから助けに飛んで来ることは
ありません。
  突然草原でだれかが不機嫌にぶつぶつ言うのが聞こえます。言葉が
聞き取れます。
  「みんなにたっぷり場所を作ろう!」
  彼女の不安だった胸は晴れ渡ったように高鳴りました。そしてその声の
主が、コウロギのイフィとひそひそ話しをして
いて、その後ひっくり返り困っていたのを助けた、センチコガネのクルトだと
わかりました。
 「クルト」とマーヤはありったけの声で叫びました。「リーバー クルト!」 つづく

「絵本で覚えドイツ語」

http://www.asakaplaza.com


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学問

『みつばちマーヤの冒険』 7/10 [ドイツ絵本『みつばちマーヤの冒険』 ]

10の7.jpg
第7章 クモに捕らえられたマーヤ ☆MAYAS GEFANGENSCHAFT BEI DER SPINNE
作 WALDEMAR BONSELS  絵 Anton M.Kolnberger 1953年

マーヤは目を開けていられません。そして気分が悪くなりました。
  目を開けると驚きました。新しい糸で巻かれていて、クモそばにいました。
  「どうしてしまったのかしら」と震える小さい小声で言いました。それ以上は言えません。
万事休です。クモの企みが分かりました。そう捕まったのです。何も思い出すことはできません。
マーヤは羽も体も動かせません。
  怒りそして激怒し、心には悲しみが込上げました。こんな悪いこと
悪意に満ちた下心がこの世にあるなんて、考えてもいませんでした。
とうとう私に死が近づいています。明るいお日様さようなら
いつも寄り添ってくださいましたね。なぜ貴女と別れなければならないの?
お元気で。私は死にます。
  クモは少し離れた所にいます。マーヤの針をまだ恐れています。
  「さて、どんな感じ?」とクモは皮肉ぽく聞きました。
  マーヤはこの許すことのできない生き物に、少し間をおいてから
でもこの悲しみに耐えられなくて、堂々と答えました。
  「私をすぐに殺して」
  「私が?」とクモは言いました。そして壊された糸を直しました。
「私が貴女と同じように軽薄と思います?長いこと吊るし、貴女が
刺すことができなくなったら、私が血を吸えば、貴女はどうせ
死ぬのです。残念に思うのは貴女が私の素晴らしく仕上げた巣を
見られないことです。見れば、貴女も死を受け入れるでしょう」
 つづく

「絵本で覚えるドイツ語セミナー」

http://www.asakaplaza.com

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学問

『みつばちマーヤの冒険』 6/10 [ドイツ絵本『みつばちマーヤの冒険』 ]

10の66.jpg
第7章 クモに捕らえられたマーヤ ☆MAYAS GEFANGENSCHAFT BEI DER SPINNE
作 WALDEMAR BONSELS  絵 Anton M.Kolnberger 1953年

そうじゃないの本当にちがうの。
  「ついうっかりしていたの」とマーヤは喜びと希望で震えながらさけびました。
不気味なクモだけど悪い企みは持っていないようです。あなたの巣に気づかないで
巻き込まれてしまったの。ごめんなさい」
  クモは少し近寄ってきました。
  「あなたはずいぶんと活きよいの人ですね」と言いながら足を一歩
またもう一方の足も前に進めて来ました。糸が揺れます。こんなにも細い糸が
大きなクモを支えるなんて驚きでした。「ほどくのを手伝って」とマーヤは頼みました。
「私とてもとても感謝するわ」「だから来たのですよ」とクモは意味ありげな笑みを
浮かべて言いました。笑ってはいるのですが、悪そうで怖ろげに見えます。
「あなたがもがくと巣をだめになります。少しの間静かにしていたら、自由にしてあげましょう」
  「ありがとうございます」とマーヤは言いました。
  クモは彼女のすぐ近くにいます。そしてすでにマーヤがしっかり巻かれていると確信しました。
「針はどうしたの」とクモは聞きました。
  ダメ、何て憎々しいムカムカする顔つき。マーヤはクモが触ってきたらと思うと
ぞっとして震えました。でもクモは努めて親切を装っていました。
  「私の針のことは心配しないで。引っ込めていいるから、誰も傷つけないわ」
  「そうしてくださいね」とクモは言いました。「では、気をつけて!静かにしているのですよ!
巣はとても大切です」
  マーヤは息を呑んで静かにしました。彼女は急に、同じ場所でグルグル回った
ように感じました。めまいがし気分が悪くなりました。つづく

「絵本で覚えるドイツ語セミナー」

http://www.asakaplaza.com
http://www.e-doitsugo.com

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学問
前の10件 | - ドイツ絵本『みつばちマーヤの冒険』  ブログトップ