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『みつばちマーヤの冒険』 8/10 [ドイツ絵本『みつばちマーヤの冒険』 ]

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絵 Franziska Schenkel
  第7章 クモに捕らえられたマーヤ ☆MAYAS GEFANGENSCHAFT BEI DER SPINNE
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作 WALDEMAR BONSELS  絵 Anton M.Kolnberger 1953年

クモはすばやく地面に降りると、新しく紡いだ糸の端を小さな石に置き
しっかりと張りました。それから丈夫な綱を握り、巣に掛かりぶら下がっている
マーヤのところにやって来ました。そしてゆっくりと獲物を引きずって行きました。
  「私のかわいい子よ、日陰に連れて行こう」とクモは言いました。「太陽で
干からびないようにね。それに上だと、私が見張れない他のもの威嚇の
効果もあるし。イワヒバリは時折私の巣を荒らそうと考えているし。
さてと知ってのとおり誰が貴女に用があるかわかるね。私はテクラ。
私はオニグモ。貴女は名のらなくていいよ、名前なんてどうでもいい。
なにはともあれ美味しそうな食べものだ」
  可愛そうなマーヤは地面の上を覆うキイチゴの茂み暗い日陰に吊る
されています。残忍なクモに、よるべのなく餓死させられます。頭を下に
吊るされた状況では持ちこたえるは難しくなってきています。マーヤは
一人むなしくブーンと鳴きましたが、助けを呼ぶ声もだんだん小さく
なって来ました。だれが助けてくれると言うのでしょう。マーヤの故郷では
彼女が見舞われた災難を知りません。だから助けに飛んで来ることは
ありません。
  突然草原でだれかが不機嫌にぶつぶつ言うのが聞こえます。言葉が
聞き取れます。
  「みんなにたっぷり場所を作ろう!」
  彼女の不安だった胸は晴れ渡ったように高鳴りました。そしてその声の
主が、コウロギのイフィとひそひそ話しをして
いて、その後ひっくり返り困っていたのを助けた、センチコガネのクルトだと
わかりました。
 「クルト」とマーヤはありったけの声で叫びました。「リーバー クルト!」 つづく

「絵本で覚えドイツ語」

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