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『みつばちマーヤの冒険』 7/10 [ドイツ絵本『みつばちマーヤの冒険』 ]

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第7章 クモに捕らえられたマーヤ ☆MAYAS GEFANGENSCHAFT BEI DER SPINNE
作 WALDEMAR BONSELS  絵 Anton M.Kolnberger 1953年

マーヤは目を開けていられません。そして気分が悪くなりました。
  目を開けると驚きました。新しい糸で巻かれていて、クモそばにいました。
  「どうしてしまったのかしら」と震える小さい小声で言いました。それ以上は言えません。
万事休です。クモの企みが分かりました。そう捕まったのです。何も思い出すことはできません。
マーヤは羽も体も動かせません。
  怒りそして激怒し、心には悲しみが込上げました。こんな悪いこと
悪意に満ちた下心がこの世にあるなんて、考えてもいませんでした。
とうとう私に死が近づいています。明るいお日様さようなら
いつも寄り添ってくださいましたね。なぜ貴女と別れなければならないの?
お元気で。私は死にます。
  クモは少し離れた所にいます。マーヤの針をまだ恐れています。
  「さて、どんな感じ?」とクモは皮肉ぽく聞きました。
  マーヤはこの許すことのできない生き物に、少し間をおいてから
でもこの悲しみに耐えられなくて、堂々と答えました。
  「私をすぐに殺して」
  「私が?」とクモは言いました。そして壊された糸を直しました。
「私が貴女と同じように軽薄と思います?長いこと吊るし、貴女が
刺すことができなくなったら、私が血を吸えば、貴女はどうせ
死ぬのです。残念に思うのは貴女が私の素晴らしく仕上げた巣を
見られないことです。見れば、貴女も死を受け入れるでしょう」
 つづく

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