So-net無料ブログ作成

『みつばちマーヤの冒険』 6/10 [ドイツ絵本『みつばちマーヤの冒険』 ]

10の66.jpg
第7章 クモに捕らえられたマーヤ ☆MAYAS GEFANGENSCHAFT BEI DER SPINNE
作 WALDEMAR BONSELS  絵 Anton M.Kolnberger 1953年

そうじゃないの本当にちがうの。
  「ついうっかりしていたの」とマーヤは喜びと希望で震えながらさけびました。
不気味なクモだけど悪い企みは持っていないようです。あなたの巣に気づかないで
巻き込まれてしまったの。ごめんなさい」
  クモは少し近寄ってきました。
  「あなたはずいぶんと活きよいの人ですね」と言いながら足を一歩
またもう一方の足も前に進めて来ました。糸が揺れます。こんなにも細い糸が
大きなクモを支えるなんて驚きでした。「ほどくのを手伝って」とマーヤは頼みました。
「私とてもとても感謝するわ」「だから来たのですよ」とクモは意味ありげな笑みを
浮かべて言いました。笑ってはいるのですが、悪そうで怖ろげに見えます。
「あなたがもがくと巣をだめになります。少しの間静かにしていたら、自由にしてあげましょう」
  「ありがとうございます」とマーヤは言いました。
  クモは彼女のすぐ近くにいます。そしてすでにマーヤがしっかり巻かれていると確信しました。
「針はどうしたの」とクモは聞きました。
  ダメ、何て憎々しいムカムカする顔つき。マーヤはクモが触ってきたらと思うと
ぞっとして震えました。でもクモは努めて親切を装っていました。
  「私の針のことは心配しないで。引っ込めていいるから、誰も傷つけないわ」
  「そうしてくださいね」とクモは言いました。「では、気をつけて!静かにしているのですよ!
巣はとても大切です」
  マーヤは息を呑んで静かにしました。彼女は急に、同じ場所でグルグル回った
ように感じました。めまいがし気分が悪くなりました。つづく

「絵本で覚えるドイツ語セミナー」

http://www.asakaplaza.com
http://www.e-doitsugo.com

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学問

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0